給与の前払いと前借りの違い

前払いと前借りを同じような言葉として捉えている人も多くいますが、実際にはこの2つの仕組みは大きく異なるものです。給与の前払いとは、締め日よりも前に労働時間を計算して給与の支払いをするもので、すでに働いた分を貰うことができる仕組みです。最近では労働者の要望や利便性を高めるために、給与前払いシステムの会社と契約をして支払いを実現している企業もあります。利用者側が手数料を負担することになるため、企業側ではほぼ導入コストゼロの上、間にシステム会社を挟むことで、雇用主である企業にとっては余分な事務作業をせずに済むというメリットもあります。

一方前借りは全く別のもので、当月働くであろう日数や時間に応じて発生すると予想されている賃金を先に貸す行為を指し、正確に言えばこれは借金です。企業にとっては前借りでお金を渡すことで、貸した本人が逃亡してしまうリスクがあるため、前借りを利用するためには長い間勤めていて信頼関係ができあがっている必要があります。基本的には給与の前借りシステムというものはなく、行っている会社は従業員のことを信頼し、善意でお金を貸していることになります。お金を借りた労働者はその善意と期待を裏切らないよう、しっかりと働いて労働で返さなくてはなりません。

前払いで発生している給与は、支払いはまだ行われていないけれど労働はしている賃金ですので、債権と同じ扱いです。前払いシステムが導入されてない企業に勤めている人はファクタリングを利用することで早期にお金を手にすることも可能ですが、高額な手数料を要求されることも多く、注意しなくてはなりません。

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です