欧米では伝統が受け継がれているボーディングスクール

ボーディングスクールというのは寮制の学校のことです。学生全員が寮生活を送る全寮制のタイプと寮生活を送る学生と通学する学生が混じったタイプとがあります。ボーディングスクールの印象や受け入れられ方は国によって違います。どちらかというと日本では馴染みが薄いと言えるでしょう。

イギリスやヨーロッパでは比較的よくある形態です。裕福な家庭の子どもが入る伝統的な学校の多くはボーディングスクールです。また、国土が広いオーストラリアでは遠方の学生を受け入れるために、地方都市の学校には寮が併設されているところがたくさんあります。ボーディングスクールの位置付けは学校によって違います。

前述のオーストラリアのように、遠方から通う学生のために寮を併設する学校は物理的要因が大きいです。しかし、家が通学できる距離にあっても寮に入る学生や全寮制の学校を選ぶ保護者もたくさんいます。この場合は子どもの自立を考えてボーディングスクールを選んでいることが大半です。寮生活を通して学校での勉強だけでなく、社会性や日常生活に必要なスキルを身につけることができるからです。

残念なことですが、家庭に問題があって寮生活を選ぶ学生もいます。ですが、要因はなんであれ、得られる結果は同じです。学校だけでなく寮でも時間を一緒にすることで硬い絆が築けますし、生活を一緒にすることで協調性を育むことができます。多感な時期にはトラブルも起こりやすいですが、それを一緒に乗り越えるのも寮生活の醍醐味の一つです。

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